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地域活動

2008-10-25 桜井市狛・岩坂地区で苗植え事業(2008.10.25)

ひまわりと菜の花で高齢化地域を活性化

高齢化の進む地域を活性化しようとする「菜の花プロジェクト狛・岩坂の里」グループが、10月25日、約800坪の桜井の同地区で菜の花の苗植えを行った。

会長の森本逸雄さん(61)は、3年前に定年退職。勤めていた頃は兼業だった農業を本格的にすることに。そこで、地元が完全に高齢化していること、地域には農作業を放棄した遊休農地が3分の2を占めることを知り、なんとか活性化する方法はないかと探していたときに出合ったのが菜の花プロジェクトだった。

地域の同級生らに声をかけ、5人でスタート。今年の夏、まずひまわりを植え、それを肥料にし、土を肥やして今回菜の花を植えた。狛・岩坂地区は向かい合っており、急な段々畑。ゆえにひまわりが段々畑に咲きそろった様は非常に美しく、口コミで見に来る人もいた。その様子から地域を活性化できると判断、一般参加者を募って約30人での苗植えとなった。来春には菜種を約250kg収穫し、100kgほどの菜種油が取れる予定だ。

当日の作業を終えた後は、地域で取れた新米とゴマのおにぎり、こんにゃく芋から作った田楽などが振る舞われた。

森本会長は「山の向こうには奈良県林業研究クラブが桜を植樹し、『木楽の里』づくりを行っています。将来的にはそことつないで、春は桜、菜の花、夏はひまわりと皆さんに楽しんでいただける里にしたいと思っています。高齢者の励みになりますよ」と楽しそうに話した。

その林業研究クラブのメンバーであり、桜井市森林組合長の垣内長太郎さん(60)は「私も同級生の一人で参加しています。皆さんが来やすいように看板を作りました。皆でわいわいやるのが楽しいです」と語っていた。

また、奈良県三重県読売会の丹下正文会長も苗植えに参加。「ゆくゆくは読売の読者の皆さんと一緒に、里づくりを進めたい夢があります」と抱負を語った。

桜井市狛・岩坂地区で苗植え事業(2008.10.25) 桜井市狛・岩坂地区で苗植え事業(2008.10.25)
桜井市狛・岩坂地区で苗植え事業(2008.10.25) 桜井市狛・岩坂地区で苗植え事業(2008.10.25)