【2022年】
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特殊なものを使わず、においも少なく、太陽熱を利用して完熟生ごみたい肥を作る。これが「おひさまたい肥プロジェクト」。葛城市では2009年5月からこの活動に取り組んでいる。
発酵資材に使うのは米ぬか、落ち葉、赤玉土または山土。これを専用コンテナに入れ、生ゴミが出たらその都度中に入れて資材を振り掛ける。後はフタを閉めて、日のあたる場所に置いておくだけ。この作業を繰り返し、一杯になったら市役所へ持っていく。
コンテナや発酵資材は無料で貸し出しており、電気代なども一切不要。集まったゴミは「當麻クリーンセンター」にある「おひさまたい肥場」で二次処理し、完成したたい肥は参加したモニターにプレゼントされる。
残念ながら、奈良県内でこのプロジェクトに取り組んでいるのは葛城市のみで、募集も市内在住者が対象。ただ2009年9月から2010年3月までの半年で48世帯のモニターが参加し、約4.2トンの生ゴミを減らすことができた。
たい肥は葛城市役所新庄庁舎前のプランターや近鉄新庄駅前の花壇でも使用しており、「ホウレンソウやパンジーなど、とても元気に大きく育った」と評判も上々。ゴミを減らして緑を増やす、一石二鳥のこの取り組み。問い合わせは葛城市環境課へ。