【2022年】
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※休刊日は変更になる場合があります
環境に優しく高品質で経済的
読売新聞販売店(YC)やJAなどの回収ステーションに集まった廃食油は、天理市檜垣町の「社会福祉法人 自然塾」で、BDF(バイオディーゼル燃料)に精製される。
BDFは、植物由来の軽油代替燃料で、排ガス中に有害物質(硫黄酸化物)を含まないクリーンエネルギー。軽油の消費を減らし、廃食油をリサイクルしたエコロジー燃料として官庁のゴミ収集車や、建設、畜産、運送、農業などの分野で自動車や工業機械、農耕機械に使用され、需要も増えている。
精製を開始して3年目を迎えた自然塾では、試行錯誤を重ね、国の品質規格を超えるBDFの精製に成功。これほど高品質なものは全国でも少ないという。「地元で出た廃食油から作った燃料を、地元で使う”地産地消“で、資源循環活動に取り組んでいます。地元の多くの企業や団体、個人に使っていただきたい」と施設長の野内俊治さん。
BDFは現在90円/リットルで販売しており、軽油と比べて経済的で、性能も軽油と変わらないとのこと。購入時に廃食油を持参すれば1リットルにつき10円の割り引きもあり、100リットル以上の注文で配達も可能だ。
バイオディーゼル燃料を使ってみませんか
精製されたBDFは自然塾で90円/リットルで販売中。
ディーゼル車ほか、耕運機やトラクター、コンバイン、フォークリフト、建設機器などに使用可(一部車種・機器除く)。軽油と混ぜてもOK。
社会福祉法人 自然塾
TEL/0743-67-3355
天理市檜垣町743-1